「健康投資管理会計ガイドライン」の公開
2020年6月12日、経済産業省は、「健康投資管理会計ガイドライン」を策定し、公開しました。
本ガイドラインは、企業が健康経営を効果的に実施し、資本市場をはじめとした様々な市場と対話するための枠組みを示すものです。
具体的には、管理会計の手法により、健康経営の投資活動を行う費用とその活動によって得られる効果を認識するために、量的・金銭的指標によって「見える化」をすることで、個人も組織も健康をより良くするための合理的な判断や行動をとる一助となります。
また、「見える化」することで、従業員・事業主・地域社会・株主等の異なる立場のステークホルダーが健康について共通の理解や認識を醸成し、対話することも可能となります。
企業等が本ガイドラインを活用して健康投資管理会計を作成することで、以下の観点からメリットがあるとしています。
- 内部機能:健康経営をより継続的かつ効率的・効果的に実施することができる。
- 外部機能:健康経営の取組状況について、外部と適切に対話することができる。
※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です